会社員時代の話

その昔私はEBでした(笑)

クイズです。ある時期ある会社で私のタイトルはEBでした。さてEBってなんでしょう?(笑)

その昔、私は成り行きで日本企業に転籍(転職ではなく転籍です)しました。その時のいきさつはこちらの投稿をご覧ください。期間は短かったですが、いろんな忘れられない経験をしましたが、その会社は日本の大企業3社のある部門が合併してできた会社として設立されました。日本企業あるあるですが、3社が合併しても中身はバラバラです(笑)合併から何年も経っているのに社内システムはしっかり3つありまして、人事関係には元A社のシステムを、経理系は元B社のシステムを、勤怠管理には元C社のシステムを、と使い分けるわけです。ログインするには各システムごとのIDとパスワードが必要になります。

入社日に3つのIDと3つのパスワードを渡されました。IDと言っても名前ではなく社員番号のような約10桁の数字です(笑)似て非なる(もともと別の会社なので(笑)10桁の数字を覚えろってことのようです。無理にきまってます(笑)そして、あの申請にはこのIDを、この申請にはあのIDを使えと、、もう頭おかしくなりそうです(笑)

一時期世間を騒がせたみずほ銀行のシステム統合のダメダメぶりを見るまでもなく日本の会社ってシステム統合ができないんですねえ。社員もあからさまに出身会社別の派閥を作っているようでまるで一体感がありません。

しかし、ある程度統合されていたものもありまして、例えば肩書(タイトル)です。まあ当たり前ですよね。同じ会社で、同じ役職なのに、元の会社が違うと肩書が違うってわけにはいきません。そんなのカッコ悪すぎます(笑)しかし! タイトルがイケてないのです(笑) 基本的には係長、課長、部長、副本部長、本部長みたいな純ニッポン風なのです。まあそれはいいんです、下手にカタカナだらけの肩書よりもわかりやすいし。

しかし問題はメールを書く際のお作法でして、名前の後ろにいちいち肩書を付けないといけないという掟があるらしく、xxさんではすまなくてxx課長とか肩書をいちいち書くわけです。めんどくせー(笑)肩書間違えようものなら何か大変なことになるのでしょうか?(笑)しかしメールの宛先って10人以上はざらにいるので、いちいち、課長、部長、とか書いてられません。そこで、編み出されたのが略語です。肩書を略語で表記するのです。略語とは課長はK、部長はBとか(笑)そんな感じです。これだけも失笑ものですが、実際には肩書はもっと細かく細分かされてまして、部長にもいろいろあるわけです。

で、転籍でよそからやってきた私のタイトルは「部長付」(ぶちょうづき)ってやつでして、年齢的には部長くらいだけど部の長ではないし、大した役職ではないので部長ではなく、部長みたいなもんという意味の「部長付」 ネットで「部長付とは」で検索したら、こんな回答が、、

「部付」「部長付」も部本体の所属という意味だが、実際上は閑職、待機中といったニュアンスを伴うことが少なくない。 部長のほかに、「部付の部長」を置いている場合もある。 これは、課以下のラインを指揮する部長とは別に、部長に準じる職位で、部本体のスタッフの長と位置付けられる。

要するに窓際っぽいってことです(笑)実際、部長はそれほど多くはいませんが(部の数しか部長はいないので)、部長付はいっぱいいたりします(笑)私のその窓際の1人ってことで。。。

私宛てのメールにxxEBと書かれてます。どうも私はEBらしいのです(笑) 名刺には部長付と書いてあるので、EBとは部長付のことらしい。Bは部長。ではEは?まさか宴会部長?(笑)

正解はExpertです。EとはExpertのEだそうですよ。つまり私はEB=Expert Bucho! なんかカッコいい?(笑)なぜにエキスパート? 技術職(いわゆるテクニカルラダー)でエキスパートというならまだわからなくもないですが、こちらはただの窓際社員ですし。エキスパートのEとぶちょうのBというなんとも言えない風味ではないですか。他の役職もかなり笑える略語が使われていたのですがなにせ昔のことなのですっかり忘れてしまいました。入社時にもらった「役職略語表」(社長から平社員まですべての、肩書とその略語のリスト、メールを書く際に必須のマニュアル(笑))を捨てずにとっておけばよかったと後悔しています(笑)

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