リフォームはドラマです(その9 孤高のクロス職人)
リフォームの話もいよいよクライマックスが近づいてきました!(笑)ドラマには起承転結というかクライマックスがつきものです。リフォームも例外ではありません。 リフォームのクライマックスはやはり最後の仕上げのクロスと床ではないでしょうか。
今日はクロスと床を担当する職人さんが来る日です。おかげ様で工事現場のような雰囲気だけどお風呂には入れるようになったし、シャワールームも出来上がりました。まだお風呂とシャワールームにつながる通路や取り壊した押し入れの壁がむき出しのままになってますので、床タイルの設置と壁と天井のクロス張りがいよいよ実施されます。
現場監督さんと一緒にクロス職人さんがやってきました。1人だけですが、すごい多くの道具を抱えてきてます。挨拶もそこそこに玄関に所せましと道具を並べ出しました。とにかくいろんな道具があります。脚立が大小2つ、バケツが3つ、何に使うのかわかりませんが、ブラシが大中小取り揃えていっぱい。さらには職人さんの腰のベルトにもいろんな道具がぶら下がってます。「うーん、今までの職人さんの中で一番道具が多いぞ、でも一人でやるのになぜに脚立が2つだったり、バケツが3つもいるんだ?あ、そうか、もう1人後で来るんだな。この人は準備担当なのかな?」とこちらは勝手にいろいろ妄想してます(笑)
道具の整理が終わるとおもむろに作業に取り掛かる様子の職人さんです。「え? もう一人来るんじゃないの? このまま1人で作業開始?クロスって一人で張れるの?マジ?」とちょっとこっちは不安になってきてます。奥さんが選んだこだわりのクロスと床タイルですから、粗相の無いようにお願いしますよー
大工のひろくんには気安く「ひろくん~」と呼んでいた現場監督さんですが、クロス職人さんにはちょっと遠慮がちで、顔色を窺っている様子すら感じられます。まあいろいろあるんでしょうね(笑)
クロス職人さんの作業が始まりました。クロス張りですから、ほとんど音は出ません。静かに作業が進んでいきます。時々クロスの擦れる音がする程度です。私は自室に戻って仕事をしておりましたが、静かなので、しばらくするとクロス張りのことを忘れてしまっておりました。
しばらくしてトイレに行こうと自分の部屋を出て、ふと作業の現場を見ると、脚立に乗った職人さんが何気に畳一畳はあろうかというクロスを背負って天井にクロスを張り付けている最中ではないですか?天井の明かりが逆行気味になり、浮かび上がるクロスを抱えた職人さん、その姿がまるで、「羊たちの沈黙」の1シーンのようです! これはビビりました。昼間なんですけど(笑)
結局、職人さんは一人ですべてをやるようです。続いて床タイルの貼り付けの作業されてます。今度は床にペタッと腹ばいになって黙々と細かい調整作業をしているようです。これって知らない人が見たら「お風呂の通路に人が倒れてます!」と通報しそうな状況です💦
職人さんは集中してるようでこちらが近くに来てもまったく気づきません(笑) 「ちょっとそこを通りたいのですが、置いてるでっかい道具が邪魔なんですけどー」と心で念じてもまったく通じない様子(笑) なので、こちらは恐る恐る職人さんの後ろを邪魔しないように通り抜けます。
いつものようにお菓子を用意する奥さんの報告によると、おせんべい類は食べてくれているようですが、ケーキのような甘い炭水化物系にはまったく手を付けてないそうです。なるほど、自分に厳しい職人さんなんですかね。それともダイエット中なんでしょうか(笑)しかし、ひろくんのように「おいしかったです!」って感じではない、ただぼそっと「おいしかったです」とは言ってはくれるらしい。そして、その日の仕事はきっちりやります。出来上がりはすごい綺麗です。そして仕事が終わるとさっさと帰っていきます。
クロス職人さんが来るようになって3日目、なんだか「どこかでこの人見たことがある」ような気がしてきました(笑) すごい昔に会った気がするのです。懐かしい気分がこみ上げて来たりして(笑) なんだっけ?としばらく考えてて、思い出しました!!
この人は「スナフキン」です。ムーミンの中でも子供の憧れは何と言ってもスナフキン(笑)カッコいい!私は子供のころテレビ見ながら、あんな風になりたい!と結構真面目に思ってました。(若干、放浪癖があるようです(笑))
私「あのさー クロス職人さんってスナフキンだよなあ」
奥さん「あー スナフキン。確かに!」
と夫婦で見解が一致しました。この時からクロス職人さんを勝手にスナフキンと呼ぶことにしました。「スナフキンがね、今日は、xxを食べてくれたのよ」とか、会話が弾みます!(笑)本人の知らないところで勝手にすみません💦
それから、私たちの職人さんを見る目が変わりました(笑)クロスを張る際の動作がいちいちスナフキンぽくてカッコいい。ついつい見入ってしまいます。ご本人は集中してるので、こっちが遠目に見ていることは全然気づいてない様子です。
この時、スナフキンの事をぜひ書きたい!と思いました。タイトルは「孤高のクロス職人スナフキン」カッコいいでしょう?いやほんとにカッコいいんですよ(笑)
今日は以上です!
スナフキンに憧れる職人ウォッチが
おかしくてほくそ笑んでしまいました。
ほぼ完了ですね。
家はお風呂とトイレ🚽だけなのですが
準備段階が長かったので、出来上がりは
感動的かと思いましたが、まだ入れませんと
不便でした。
肩からお湯♨️が流れて腰辺りには別に
流れが急な腰湯♨️がいい感じです!
お互い仕事や浮世の汗💦を流して癒され
ましょう!