最近読んだ本の感想を書いてみました 「十字軍物語」 と投稿したのですが、よく考えたら、本の感想をほとんど書いてないことに気が付きまして(笑)ちょっと感想を書いてみます。
十字軍ってすごいなあよくやるよなあ、何百年もかけて、1次から8次まで、計8回軍を派遣してらしいっすよ。なんともご苦労様なことです。迎え撃ったイスラム側もなんでそんなにしつこいんだ?と思ったんではないでしょうかね。キリスト教恐るべし。キリスト教もイスラム教も一神教なので、お互いに折り合いが悪い。お互いに存在が許せないみたいで。その一方で、交易とかはちゃんとやってたりして、宗教とビジネスは別物だったり、戦争して人質とっても金払って解放してもらったりと、そのあたりは意外に冷静でビジネスライクです。
ふと思ったのですが、十字軍の話を無理やり日本に当てはめてみると、まず仏教の発祥の地はインドのブッダガヤですよね。そして仏教が中国、朝鮮経由で日本に伝来して、奈良時代には日本の国教になります。そして平安時代か鎌倉時代になったころ?仏教界の偉い人が、突然「仏教の聖地をとりもどせ!」とか言い出して、朝鮮や中国などの仏教国と連合軍を作って、ヒンズー教が支配しているインドに侵攻してブッダガヤを占領するって感じでしょうか。そんなのあり得ないっすよねえ(笑)
あり得ない理由はいろいろありますが、まず聖地のブッダガヤが大したところではない(笑)実は私はリアルに行ったことがあります。学生の頃、春休みに北インド一周の旅をしまして、その際にブッダガヤに1泊しました。ブッダガヤは一応聖地なので寺が立ってますが基本的に田舎の村です。私は寺の宿坊に泊まったのですが、電気もないところでした。夜は寒くて眠れずにすごいつらかったことはよく覚えてます💦ということでブッダガヤはエルサレムとは比べようもないかと。
次に中国、朝鮮、日本の連合軍というのもちょっと考えられないですよね。中国が号令かけて派兵しろと朝鮮と日本に言って来たら、中国には逆らえないし、しょうがないからちょっと派兵するか、ってなったかも?でも、そんなことしなくても中国自身で大軍出せるから朝鮮も日本も別に必要ないし?インドまで遠いし(笑)ヨーロッパではドイツ、イタリア、フランス、イングランドなどがローマ法王の呼びかけに応じて軍を出して共同で戦っているわけです。言葉も違うのに大したもんです。
そして一番あり得ないのが、仏教界の偉い人が「聖地をとりもどせ!」とは絶対に言いそうにない(笑)色即是空とか言ってるのですから、聖地なんてどうでもいいって感じではないでしょうか?
ということで十字軍物語を読んだ感想は、一神教のキリスト教とイスラム教の世界と多神教というか仏教の世界はまったく違うんだなあ、というものでした。
以上です。
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