Googleの書き起こしアプリがいいです!こちらのブログ↓で紹介されてました。こんないいのがあったとは、、ガジェテンに感謝です。
通訳者の「Google音声文字変換アプリ」活用術(前編)|ガジェテン!
書き起こしアプリはいろいろ出回ってますよね。Google Pixelがすごい!と聞いたけどPixel買うのはちょっと躊躇してみたり、結局WindowsのLiveCaptionが優秀だということで仕事ではLiveCaptionを使っています。なにしろタダですからこれで使えれば文句ありません。使ってての印象は、書き起こしの精度自体は悪くないのですが、たまに書き起こしが止まったり、ぎこちなくなることがあります。原因はよくわかりません。タスクマネージャで見るとLiveCaptionはかなりPCのリソースを使っているようでそれなりの負担にはなっているからかもしれません。
さて、ガジェテンで紹介されていたGoogle のアプリをさっそく私のスマホ(Android)で試してみたら、すごく軽快に動きます。精度もいいし、表示も速いです。これはぜひ仕事に使っていきたい!
しかし! 問題は、スマホにどうやってオンライン会議の音声を聞かせるか?です。スマホのマイクに音声を入力すれば書き起こししてくれるわけですが、スマホのマイクに聞かせるにはスピーカーなどで音を流す必要がありますが、オンライン会議の音声をスピーカーで流すわけにはいかないです。マイクが音を拾ってハウリングしてえらいことになります。
単純にPCとスマホを市販のケーブルで接続して音声を入力できればいいのですが、市販のケーブルでそのような配線ができているものはありません。例えばよくあるこんなケーブルを繋いでも使えません。うーん、どうする?
追加訂正いたします。「よくあるこんなケーブルを繋いでも使えません」、と言いましたが、ガジェテンによるとこの方法で使えるとのこと。え?そうなの?と半信半疑でしたが、ものは試しに私もやってみましたら使えました!驚きました。なぜ驚いたか?というとこの接続方法ですと使っているケーブルはいわゆる3極ケーブル(L, R, GNDの3つ)で、スマホ側のアダプターは4極ケーブル(L, R, Mic, GNDの4つ)です。ここで3極ケーブルと4極ケーブルをつなぐとMicラインは無効になってしまいます。
そのため配線上ではPCからの信号はスマホのマイクには届いていません。しかし!実際に私のスマホで試してみたらLiveTranscriptは動いています。理論上は動かないはずなんですが💦 うーん、なぜ?
その理由を考えてみました。推測するに、実際の配線ではPCからのRとLラインからマイク信号ラインに微量に漏れて入力されているという現象が起こっているのではと思います。マイク信号はかなり微量でも認識されるのでLiveTranscriptが動いているのではないかと思います。微量に漏れているのがかえっていい結果を生んでいる恰好です。というのは、配線上で直接つなぐと信号が大きすぎて歪んでしまいスマホ側で音が認識されなくなります。私の自作ケーブルのように信号を減衰させるアッテネーターを追加する必要があります。
ただ言えるのは、この使い方は設計された使い方ではないので、動くのはたまたま、ということになります。ものによって動くものもあれば動かないものもあるだろうということです。設計通りではなくても実際動くんだから別にいいじゃん!と思われるかも。確かにその通りです(笑)
ただこのやり方はスマホからの信号とPCからの信号が衝突する配線になっていますので、機器に負荷がかかる状態になりえます。その点は留意が必要です。例えば、スマホを接続したまま、LiveTranscript以外のアプリは使わない方がいいです。
余談ですが、オーディオ信号に関しては3極と4極の違いが見た目にも分かりにくので混乱しがちです。例えば、3極と4極は互換性があるのか?4極のプラグに3極を刺してもいいの?みたいな質問がよくありますが、使えるかどうかは用途しだいです。マイクをちゃんと使いたければ4極が必要ですが、マイクは要らないのでしたら、3極でOK(4極でもOK)になります。
そもそも3極と4極とはなにか?という疑問をお持ちの方はこちらの絵をご覧ください。
以上加筆訂正でした。
世の中にないなら作るしかない!(笑)ということでさっそく作りました。ケーブルの外観はこちらです↓

やっつけ仕事で作ってしまったので全然美しくない!ですが、これでちゃんと動いてます!動けばいいんです!(笑)
スマホに繋ぐために市販のUSB-3.5mm変換ケーブルを追加します。
右側のジャックがPCに繋がり左側のUSB(Type-C)がスマホに繋がります。

この変換ケーブルは単にヘッドホン出力をマイク入力に配線しているだけではありません。ヘッドホン出力は電圧が高い(レベルが高いと言います)のでそのままマイクに入力すると許容レベルを超えてしまいビリビリに歪んだ酷い音になってしまいますので、信号のレベルを下げてあげる必要があります。抵抗を2つ使って分圧(電圧を分けるの意味)して約40dB (100分の1)レベルを下げています。
さっそくスマホをスタンドに設置してアプリを起動してみました。なかなかイケてます。明日の仕事はこれ使ってみようと思います!

このケーブルが欲しい方がいましたら作りますのでお問い合わせください! 写真のものは試作品なので、外観がよろしくありませんが、注文いただいたらもっとちゃんと作ります(笑)
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