新しいキーボードを買うと用もないのにキーを打ちたくなってしまいます。ただ打つだけではナンですので(笑)ブログを書いている次第です。特にネタがない状況で書いていますので、無理やりですが、最近読んだ本の紹介と感想を書いてみようかと思います。またまた通訳とは何の関係もありませんがご了承ください。。。
フリーになってから自由になる時間が増えたので、図書館通いをするようになりました。図書館の本のいいところは、買うのはちょっとなあと思う本をダメ元で試し読みできることです。適当に借りてきて、ちょっと読んでみて、ダメならすぐに返せばいいのです(笑)買うとなるとそれなりの覚悟がいるので、どうしても自分の好きな分野の本に偏りがちです。タダで借りられるなら、なんでもアリですから、普段敬遠してた分野の本にもトライ出来ます。そんな発想で最近読んだ本がこちら

いきなりの十字軍ですよ(笑)私の人生に何のかかわりもない十字軍(笑)でもちょっと興味があったんですよね。高校の世界史とかで一応習うわけですよ、そしてこの年になると記憶にあるのは断片的であやふやなものばかり、「カノッサの屈辱」などは名前のインパクトだけで覚えてますが何だったのか?は忘れました(笑)そして他に記憶にあるのは「十字軍」。わざわざヨーロッパからイスラム支配下にあった中東のエルサレムに軍隊を何度も派遣したという狂気の沙汰という印象だけが記憶に残ってます。
高校時代は理系志望でしたので、文系科目は普通なら全部捨てるところですが、一応、国立大学志望(落ちました💦)だったので、共通一次試験を受ける必要がありました。そのころ全部で7科目も受けないといけないころでした(その後5科目に減ったらしい)ので受けた科目は
国語、英語、数学、物理、地学、世界史、倫理
の計7科目です。私立大なら3科目だけだったのに。。ということで何が言いたいかというと、一応真面目に世界史の受験勉強はしたというお話でした(笑)
ある日図書館をぶらぶらしてたら、「十字軍物語」というタイトルが目に入りました。十字軍の物語ということですね。なるほど、物語と言うからには読み物で堅苦しい歴史書ではないはず、じゃあ読んでみるかってことで借りて読み始めてみたわけです。全三巻ありますのでなかなか読み応えがありました。なかなか一気読みというわけにはいかず、全部読み終わるのに数か月かかりました💦 が、なかなかよかったですよ。なにせいままで、なんとなく狂気の沙汰というイメージだけだったのが、具体的に何があったのかがある程度わかったきたのです。歴史上の人物なのですが、この物語の登場人物が意外に面白いのですよ。多分英語圏の人は常識として知っているのかあ、と思いますが、無知は私は登場人物の名前がほとんど初耳の人ばかり(世界史を習ったころの記憶が飛んでいるためなのか?それとも最初から知らないのか?(笑))例えば、第一次十字軍では「タンクレディ」という人が大活躍したそうな。タンクレディ?まったく知りませんよ、最初は戦車のような女性かと思ってたら違いました男性でした(笑)
注)Wikiではタンクレーディと表記されてますが、十字軍物語ではタンクレディと書かれてます。
こんなこと知っててもだから何の役に立つの?って話ではありますが、無駄でもいいんです。他には多分もっと有名な第3次十字軍のイングランドのリチャード獅子心王とか、、そういや世界史で習った記憶がありますが、その時は「獅子心王ってなんだよ?意味わからん」って思ってましたが、リチャードさんは戦わせるとすごい強いので敵のイスラム側が恐れて付けた名前だそうで、そして元の英語ではRichard the Lionheart だそうな(笑)へーー Lionheart を獅子心王と訳したんですね、すごい訳ですね。知らんかったですよ。高校の世界史でも「獅子心王=Lionheart」と教えてくれたら世界史と英語が繋がって授業がもうちっと面白かったんではないかと思うんですけどねえ。やっぱり世界史なんですから、日本語だけで学ぶのはいかんのではないかと。現代の世界言語である英語でも学んどけば、一石二鳥だったのではないかと思うんです。しかし、いまから(つまり60歳過ぎてから💦)英語で世界史をお勉強するのはちょっとツライですが、英語でわかっていると使い道が広がって良いと思うんですね。ひょっとすると仕事でも役に立つ日がいつか来るかもしれません(笑)
ということで本を読むといろいろ知らなかったことや断片的な情報が繋がってくるので、それが楽しいのです。スティーブジョブズが言ってた「Connecting dots」ってやつですかね(笑)
最後に白状すると著者の塩野七生さんはずっと高齢の男性(つまり、おじいさん)だと思い込んでました。最近間違いに気が付きました。思い込みというかジェンダーバイアスってやつですね。反省してます。
コメント