特別付録です(笑) テックよしき特製書き起こし用ケーブルを使わずになんとかならないのか?というご要望?にお答えして、市販のケーブルでなんとかする方法を説明します!
ポイントは3つあります。
- PCからの音声をスマホ又はタブレットのマイク入力に入れてやるために4極3極変換ケーブルを使います。
- 音声信号のレベル(電圧)をマイク入力にふさわしいレベルまで下げてあげるためにボリュームを使います。
- 市販のケーブルでは、外部マイクを認識する抵抗値を正しく設定できないので、回避策としてUSB 3.5mm変換ケーブルを使います。
1、マイク入力に変換するには「4極3極変換ケーブル」を使います。例えば、こんなのとか↓

「4極3極変換ケーブル」でググってください。いろいろ出てきます。お値段、外観はいろいろですが、どれも似たようなものです。特に性能に違いはありません、しょせんただの銅線ですので(笑)見た目がカッコいいか、とかその程度の違いですので、お好みで選んで構いません。
ただし、似ているけど、中身がぜんぜん違うケーブルがありますので、ご注意ください。これなどは見た目は同じに見えますが、中身が違います。

「同じじゃん、中身が違うってほんと?」と思った方、写真をじっくり見てください。違いがわかりますでしょうか?ちょっとだけ違うのです。それは印刷されている絵がマイクとヘッドホンか、ヘッドホンが2つか、の違いです。微妙な違いですが、これが中身の違いを表しています。
ここで必要な変換ケーブルはマイクとヘッドホンが書かれているケーブルです。
もう1つ、似たようなケーブルがあります。こちらです。これも4極3極変換ケーブルと呼ばれます。

このケーブルはオス(プラグ)とメス(ジャック)が逆になっています。紛らわしいので、こちらもお気をつけください。
2、次にボリュームを買いましょう。こんなやつです。
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ボリュームコントローラーとか適当な名前で呼ばれてます。電源不要のものを選んでください。電源が必要なタイプ(電池入りも含む)は、アンプ(増幅器)と呼ぶもので中身が全然違いますので、気をつけてください。
3、USB 3.5㎜変換ケーブルを買いましょう
100均で売っている安物以外ならなんでもいいのですが、音質を決める部品なので、ちょっと奮発するのがいいかと思います。これなんかどうでしょう?

最後にこんなオス~オスのケーブルを2つ買います。安いやつ、短いやつで、十分です。
例えば、これなど↓
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以上で部品は揃いましたので、配線していきましょう。
配線の説明はめんどくさいのでこの写真を見てください。

写真の都合で2つに分かれてますが、上の写真の①と下の写真の①は同じものを示しています。

この白いアダプターは100均ショップ(ダイソー)で売っている二股イヤホンアダプターです。ここは単に音声を分岐させているだけなので、皆さんがすでにお持ちのものを使っていただて構いません。例えばBelkinのこれとか。
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さて、動作原理を説明しますと、まずPCからの音声がボリュームに入ります。ここで音のレベルを下げます。その出力が変換ケーブルでマイク入力に変換されて、USB3.5㎜変換アダプターに入り、タブレットに入ります。実はボリュームがなくても動作するのですが、その場合は、タブレットのマイク入力に過大な音が入ることになるので、あまりよろしくありません。過大な音が入力されると音が歪んだりして、書き起こしの精度が落ちることになります。またタブレットに過大な負荷がかかりますので、その点でもよろしくありません。ボリュームを回して書き起こしができる最適なレベルに調節してください。

この絵のようにLive Transcribeの画面の右上に入力レベルを示す円の形のメータが表示されているので、この円の大きさがあまり大きくならないように調節しましょう。
さて、このように市販のケーブルでもできるのですが、正直めんどくさいです。なんだかんだでいろんな部品を買う必要があるので、それなりの費用も掛かります。正直言ってこの方法はあまりお勧めではありません。それよりテックよしき特製ケーブルを使うとケーブル一本で済みます(笑)



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