会員の方から「会議の資料などの固有名詞だけを消せると外部のサービスも使えて大変便利なんだけど」との相談を受けまして作ってみました。資料から会社名などの固有名詞だけをマスキングするアプリ、名付けて「Anonymizer」です。対象となるファイルはテキスト、PDFそしてパワーポイントです。
使い方は簡単です。アプリをダウンロードして、ZIPファイルを解凍してお好きなフォルダーに格納してください。ファイルは3つあります。そしてanonymizer.exeをダブルクリックして起動します。

なお、アプリを使用するにはテックよしきが発行する認証コードが必要です。ご希望の方はご連絡ください。なお、認証コードはすべてのテックよしきアプリで共通ですので、一つのコードで他のアプリも使えるようになります。
4月23日更新 Ver 6を公開しました。変更内容は以下の通りです。
- 匿名化だけでなく、画像の解像度を下げて(または削除して)ファイルサイズを削減する機能を追加しました。ファイルサイズが大きくてDeepLが受け付けてくれない場合などに威力を発揮します。
- 注)この機能はパワポとPDFが対象でワードには非対応です。
- 重要)Downloadsに匿名化されたファイルが作成されますが、そのままではまだサイズが小さくなっていません。一度ファイルをアプリ(パワポ)で開いてSave asで上書きして保存してください。サイズが小さくなります。
4月20日更新 Ver 5を公開しました。変更内容は以下の通りです。
- 精度がいまいちなデータベースによる固有名詞判定を廃止し、Exclusionリストにある単語を匿名化するモードだけにしてシンプルにしました。処理速度が格段にアップしました。
- 匿名化する際に、XXXにするモードに加えて、頭の文字だけ残すモードも用意し選択できるようにしました。例 Microsoft は、MXXXXXXXXに、Appleは、Axxxxに変換されます。
- この変更によりExlusionリストにない単語が匿名化されることはなくなりますので、Inclusionリストは廃止しました。匿名化したい単語(会社名や個人名などなど)をExlusionリストに追加して使用してください。
4月3日:Ver 4を公開しました。
Inclusionリストが反映されない場合があるバグなどを修正しました。また標準ライブラリーを使って会社の固有名詞かどうかを判断をするかしないかを選択できるようにしました。 AI based organization detectionを使うチェックを外すとExclusionリストだけを参照するようになります。 注)AIを使うと言ってますが、ChatGPTなどのAIサービスに情報を出したりはしていません。あくまでアプリ内部のデータベースを使っています。(次回表示を改めて誤解のないようにします)
使い方チュートリアル動画はこちらです↓ (注:動画では匿名化したファイルはデスクトップに保存されますと言っていますが、現在はDownloadフォルダーに保存されるように変更しました。)