ちょっと込み入った自動化にはパイソンを!

前回コマンドプロンプトやバッチファイルを使うと、簡単なコマンドで結構いろいろ自動化できますという話を投稿しました。その続きみたいな話ですが、今回はコマンドプロンプトではなく、パイソンを使った例です。ファイルの名前や拡張子を一括で変更するなどと言った操作はコマンドラインが得意なものですが、もうちょっと込み入った操作になるとパイソンの出番です。そしてパイソンのコードを書くにはChatGPT(4ではなくて無料の3.5使ってます)のお世話になります。「こんなコード書いて―!」とChatGPTにお願いすると、ささっと結構いい感じのコードを書いてくれます。書いてくれたコードを自分の環境に合わせてちょっと書き換えてあげれば、プログラムの出来上がり!です。

今回の込み入った操作と言うのは、会員の方のご相談で出てきたものです。「仕事でPDFファイルをメールに添付して送っている、しかもかなり多くの数のPDFを送っている」そうです。さらに「PDFにパスワードを設定する必要がある」ので、今は手作業でPDFを開いて、それぞれファイル毎に異なるパスワードを設定して、保存してという作業をPDFの数だけ繰り返しているそうです。これは面倒な作業ですし、ミスもしそう。。。そんな作業はパイソンにやらせましょう!

ということで、さっそくChatGPTに「PDFをEncryptする操作をあるフォルダにあるPDFファイルすべてに対して実行するパイソンコードを書いて!」とお願いしてみると、ささっとコードを書いてくれました。実際の環境ではそのままでは動かないところがあるので、そこはこちらでちょこっと修正していきます。そして、今度は実際にプログラムを走らせてテストしてみます。何度かエラーが出て、バグ取りをして、を繰り返して、数時間後には、一応満足できる動作をするプログラムが完成しました。

パイソンのコードはテキストで書かれていますので、そのままでは動きません。パイソンインタープリターというものが必要です。が普通の方はパイソンインタープリターなんて使ってませんので、このままでは使えません。そこで、パイソンのコードを実行ファイル(Exe)にします。勝手にパイソンコードをExeに変換してくれるありがたいソフトがありますので、それを使います。

そして出来上がったExeファイルをダブルクリックして起動すると普通のアプリのように動かせるわけです。

自動化でやりたいことは人それぞれだと思いますが、パイソンがあればたいていのことはできますし、ChatGPTの助けを借りると、開発時間も超短いです。今回のケースですと、2時間程度でできちゃいます。私のパイソンスキルも大したものではないのですが、基本的な使い方がわかっていればOKで、細かいところはChatGPTが書いてくれます(笑)

皆様の中で、「今は手作業でやっているけど、これを自動化できる楽になるよなあ?」と思うような作業やっている方いませんか? そんな方はぜひお問い合わせください!ひょっとしたらすごい簡単に自動化できるかも?

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